ハイハイや立っち、あんよが早くできるようになる子とそうでない子の違い

運動に興味のある赤ちゃんと興味のない赤ちゃんがいる理由

画像引用元:mamagirl

赤ちゃんの中には、単純に、ハイハイやあんよに特に興味を持たない子がいて、(その子の人生にとっても) それ以上の意味はありません。具体的に言うと、その場でできる積み木やテーブルの上でする穏やかな作業にもっと興味があって (それが大好きで)、歩き方を学ぶことにあまり熱心ではないのです。つまり、もっと他のことに夢中になっているのです。ではそういう子はいつハイハイやあんよを始めるのでしょうか? それはズバリ、赤ちゃんがそこに「目的意識」を持ったときです。例えば、どうしても取りたい積み木に手が届かないときです。これは積み木を取るためにハイハイを始めるということです。つまり、この場合の一番の目的は、ハイハイすることではなく、積み木にたどり着くことです。ハイハイは目的を達成するための手段に過ぎません。

これを車の購入に例えると、ドライブが好きで優れた高級車を買いたがる人がいる一方で、ちゃんと目的地まで送り届けてくれる車なら十分で、特に車種にはこだわらない人もいるということです。

運動に興味のある赤ちゃんは、運動に興味のない赤ちゃんよりも、はるかにはやくハイハイやあんよをします。これは単にその子にとって興味のあることをやっているので当然です。赤ちゃんにはハイハイやあんよ、立っちができるようになる (知的) 発達段階というのがあります。前者の子はその発達段階に入ると、それらをマスターするために全力を注ぎ、できるまで練習を繰り返します。こういう子はそもそも全身運動で汗を流すのが好きで、新しい技をマスターするのが好きでとても楽しいのです。

「そういうタイプ」の赤ちゃんが、「そうでないタイプ」の赤ちゃんより、優れているとか、頭が良いということではありません。それよりも重要なのは、赤ちゃんが「興味を持つことをやらせてあげる」ことです。誰にでも得意分野というものがあります。特に赤ちゃんは大人と違って興味を持ったものでないと学習速度が落ちるどころか、上達しないこともある為、それを見極めるのが非常に重要です。その子の態度をよく見て、その子が「(言葉でとは限らず) 伝えていること」に耳を傾けましょう。くれぐれも赤ちゃんがまだやりたがっていない運動を無理にやらせてはいけませんよ。

続きはこちら(「赤ちゃんのあんよの練習を促す方法とは?」)

このブログの記事は「メンタルリープ研究所」から引用した旨の文言もしくは当サイトへのリンクを貼っていただければ、ブログや育児メディア等で引用可能ですが、修正・削除依頼には必ず応じてください。