第五リープ「関係の世界」が 26 w週 (生後 6 カ月) 頃にやってきます。この頃になると新しいことを色々できるようになったり、挑戦するようになり、早いとズリバイを始める子が出てきます。それはしない子も、腕と足をはじめとした全身をうまく連動させる術を学ぶため、動きがとても軽快になり行動範囲が広がります。今回は前の感覚世界で覚えた出来事の様々な関係性を見い出すことで、新たな感覚世界が形成されるリープです。
この頃に初めて認識できる最も重要な関係の 1 つが物同士の距離です。距離がわかるのは大人には当たり前ですが、赤ちゃんにとっては世界が一新するくらい衝撃的な発見です。その影響で急に赤ちゃんの感じている世界がとても大きな空間となり、そのほんの小さな一部として自分をとらえ始めます。そうなるとベビーベットにいるとき、ほしいものが高い柵の上にあったり、外にあったりして届かないのに気づいてしまいます。またママが隣の部屋に行こうと歩きだしたときも、それを追える状況や身体能力でない赤ちゃんは、遠い異国に行ってしまうかのごとく焦ります。
この頃にはもう物同士の距離や位置はもちろん、お互いの配置もわかります。そのため物が別の物体の内側にあるのか、外側にあるのか、上、下、横または間にあるのかをわかっていないとできない遊びを始めます。そしてママが少しでも自分から離れると泣き出すかもしれません。この時期によくある行動で、ママとの距離が遠ざかるのがわかるようになった証拠です!
赤ちゃんが関係のリープの第一フェーズに入ってぐずりやすくなるのは 23 w週頃からです。そして明らかな進歩が見られる、お天気フェーズは 26 w週頃に始まります (w週 = ワンダーウィークまたはww。メンタルリープ期を見積もるために出産予定日から数えた週齢)。この時期を境に赤ちゃんの行動は飛躍的に進歩します。しかし実際にいつ何ができるかは、赤ちゃんの興味、取り組み方、身体の発育によって大きく変わります。たとえば、このリープでは物同士の空間的な関係を理解できるようになります。そのため知能的にはもう、ズリバイやハイハイで物の内側や下をくぐれるはずなのです。しかし実際にそれができる時期は生後 6 ヶ月の子もいれば、11 ヶ月の子もいます。
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