生後1ヶ月のリープ1に入った子のぐずり方

出産予定日から数えて5週頃に訪れる第1メンタルリープ (通称「五感の世界」) に入った赤ちゃんのぐずり方の例やママへの影響を本から抜粋して紹介します。

出産予定日から数えて5週頃に訪れる最初のぐずり期

赤ちゃんは (誕生日ではなく) 出産予定日から数えて5週頃に通称「五感の世界への入口」と呼ばれる第1メンタルリープが原因でぐずりやすくなります。以下は、育児書「不思議な週齢ワンダーウィーク」で紹介されているぐずり方の例の抜粋です。

注1:誕生日ではなく出産予定日から数えて5週頃です。

注2:赤ちゃんによって時期が1週間程度ずれることがあります。

この頃のぐずり方の例

  • ぐずりやすくなる

この時期の赤ちゃんは、家族みんなをうんざりさせるほど泣きわめいたり、ベビーベッドで寝るのを嫌がります。実はそれこそが最初のメンタルリープを迎えた合図なのです。泣くとママがやってきて抱き締めてくれるので、赤ちゃんは少し気持ちが休まるのです。

  • ママにベッタリになる

赤ちゃんはママに抱っこしてもらい、時々おっぱいを飲ませてもらえると心が落ち着きます。そのためこの頃はママに抱っこされていないと寝つかなくなり、おっぱいをつかんだままいつの間にか寝てしまうこともあります。この時期の赤ちゃんを安心させるには、ずっとママのぬくもりを感じさせてあげつつ、時々おっぱいやミルクを与える以外に方法はないと言っても良いくらいです。

ママへの影響

  • 不安になる

赤ちゃんはメンタルリープに入ると、急にぐずりやすくなり、寝つきも悪くなります。するとママたちはその原因を見つけて、問題を解決しようとします。普段の赤ちゃんなら、おっぱいをあげたり、おむつを替えれば泣き止んでくれるかもしれません。でもこの時期はママ

がどれだけ愛情を持ってあやしても中々泣き止んでくれず、やがてママはどう手を尽くしても完全には機嫌が直らないことを悟るのです。


  • 心配になる

赤ちゃんが頻繁に泣きわめくようになるとママは心配になります。そして「どこか痛いところでもあるのではないか?」「実は病気や障害でも抱えているのではないか?」などとあれこれ考えます。あまりに頻繁におっぱいをほしがるので、母乳の出が悪いのではないかと心配するママもいます。また病院に連れて行く人もいますが、メンタルリープは病気ではないので、たいていの子は異常はないと診断されます。そしてまたママは一人で悩むことになるのです(とは言え、少しでも病気、怪我、障害などの疑いがあるときは必ず病院に連れて行ってください)。

泣いたら抱きしめてあげるのが基本的なリープケア

この頃の赤ちゃんが泣き止まなくなるのは、単純に、体内の急激な変化にまだ順応できておらず、気が動転しているからです。だから赤ちゃんはママのそばにいたいのです。赤ちゃんにとってのママは「唯一安心して休める自分の家」のような存在です。ママがそばにいてくれることで、赤ちゃんは徐々に新たな世界を探求する勇気が湧いてきます。

もしあなたがものすごく困惑しているときに、誰も駆けつけてくれなかったらどうでしょう。自分だけではどうすれば良いか分からず、どんどん不安や苛立だつのっていくはずです。一人ではストレスに耐えるのが精一杯で、問題を解決するどころではなくなってしまうのではないですか。今の赤ちゃんはそういう状況です。そんなときに誰も慰なぐさめてあげなければ、赤ちゃんは泣くことに全精力を注ぎ込み、メンタルリープがきっかけで可能となった行為を覚えるための貴重な時間を無駄にしてしまいます。

ぐずる子はもちろん、あまりぐずらなくてもケアすべきこと

基本的にメンタルリープの負荷は (赤ちゃんの感覚がだんだんと研ぎ澄まされていくため) 回を経るごとに増していくため、今回はあまり感じなかったとしても、いずれあなたも成長に伴う赤ちゃんの変化に気づくようになるはずです。また一つ確かなのは、この時期に五感のリープに対応する知能が芽生えるということです。

赤ちゃんの興味は発達段階ごとに芽生える知能によって決まります。幼児が初めて覚えた言葉を何度も繰り返し使いたがるように、今の赤ちゃんは今回のメンタルリープで芽生えた能力を使いたくてしょうがないのです (ただし、この頃はまだ自分一人では遊べないためママの手助けが必要です)。幼い赤ちゃんの場合、いくら教え込んでも興味を持った行為でないと上達しないため、この頃に赤ちゃんの発達を促したいのなら、五感に関する遊びや活動を中心にしてあげてください。

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