メンタルリープの根拠2:発達や病気との関係行動生物学では昔からよく、1つの事象(行動)を研究するときに4つの問いの答えを考えます。その問いとは事象の系統発生(種の進化との関係)、個体発生(個体の発達との関係)、直接的因果関係、果たす機能です。このアプローチは、オランダの動物行動学者でノーベル受賞者のニコ・ティンバーゲン氏にちなんで「ティンバーゲンの4つのなぜ」と呼ばれています。オランダ出身のF.プローイユ博士とH.ヴァン・デ・リート博士は、その重要性をティンバーゲン氏から指摘され、退行期という事象に対して実践したのです。1つ目の種の進化における意義について出された答えは「メンタルリープ(赤ちゃんの退行期)の科学的根拠1すべてはチンパンジーの退行期の発見から」をご覧ください。...2017.10.29 07:21科学的根拠